第71回よさこい祭り
三谷組HD

よさこい祭りの直前、8月7日に発生した雷雨の影響で羽田空港の発着便に影響が出て、翌8日の機材ぐりに支障が発生して遅延続出、そんな中、日向灘で大きな地震が発生しました。南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されるというとんでもない状況になりました。私は約2時間半遅れで高知入りしましたが、それでも街中は普段通りの雰囲気で、市民の皆さんに慌てたような様子は見られませんでした。 当日の夜に、よさこい祭振興会から「予定通りよさこい祭り開催の準備を進める」というアナウンスがありました。大地震に備えつつ、日常生活を送るという趣旨に沿ったものと言えるかもしれません。

よさこい祭り前夜祭が開催される9日は朝から晴天で、気温がどんどん上昇していきます。ちょっと歩くだけで、汗が噴き出すような有様です。中央公園では、夕方から國士舞双を筆頭に20チームの演舞が繰り広げられました。新しい要素を取り入れたチームがあって、見応えのあるものでした。

よさこい祭り本番一日目も、朝から晴れていました。追手筋で昼の部が始まる時刻には、暑さでクラクラするような天候になりました。午後に夕立があったみたいですが(私は屋内にいて気づきませんでした)、昨年のように土砂降りが続くようなこともありません。

よさこい祭り本番二日目、昨日と同じような晴天です。ただ、暑さには慣れるものだと思いました。高知に来た初日は、ちょっと歩いただけで汗が止まらないような状態でしたが、3日目ともなると、汗だくだくのようにはなりません。人間の体ってすごい。高知で連日よさこい祭りの練習に取り組んできたみなさんは暑熱順化が進んでいて、私のようなクーラーの効いた部屋で毎日仕事をしているような者とは体の作りが違うのかも知れませんね。

8月12日はよさこい全国大会が開催されます。全国各地からよさこいのチームの皆さんが集まってきます。街のあちらこちらで、いろいろな地方の言葉が聞けて、愉快な思いがします。 各々の、創意工夫の効いた振り付けや楽曲を大いに楽しみました。

今年は南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表された中での祭り開催というイレギュラーな状態でしたが、幸い何事もなく終了しました。まずは安堵しました。ただし、地震の発生の可能性が下がったわけではなく、巨大地震がいつ発生してもおかしくない状況は続いています。 これは地理的な宿命ですが、来年以降のよさこい祭りでも、自然災害を上手くいなしながら復興を原点とするマインドを引き継いでいく必要がありそうです。




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