「正調よさこい鳴子踊り」(「正調」)というものがあります。これは、よさこい祭り発足当時の振り付けと音楽を踏襲しているもの。「高知市役所踊り子隊」や「北海道高知県人会&県庁正調クラブ」などのチームが採用しています。よさこい祭りは色々なバリエーションが楽しめるお祭りですが、同時に「正調」の良さも見直されています。
前夜祭の開催される8月9日には、鏡川河畔で「高知市納涼花火大会」が同時に開催されます※。約4,000発の花火を楽しむことができます。
※2003〜2008年の間は、花火大会が8月13日に開催されていました。
第1回よさこい祭りに先立つ1950年、 南国高知産業大博覧会で「よさこい踊り」が披露されました。これがよさこい祭りの原点と言われています。
よさこい祭り当初は「地方」(じかた=楽曲の演奏者)、現在ではPA機器を載せて踊り子を先導する「地方車」(じかたしゃ)が楽曲を担当します。高知で明治以前に流行していた「花台」(はなだい)の記憶が地方車の発想につながったのかもしれません。
よさこい祭りを主催しているのは「よさこい祭振興会」です。「よさこい祭振興会」は高知の行政、商工会議所、マスコミ、企業のトップにより構成されています。実際の運営は、高知商工会議所に設置した事務局が行っています。なお、現場の運営は各競演場・演舞場のスタッフの皆様により行われています。各競演場・演舞場によってその形態は異なりますが、これらの陰で支えて下さる方々を抜きにしてはよさこい祭りは成立しません。
ちなみに、ですが、現在の気象統計で高知市で最も降水量が少ないのは8月上旬では5日と6日で、4日と7日が続きます。もし4日間の日程を気象条件だけで選ぶとしたら、8月4日〜7日ということになります。(日の平年値に基づく。過去30年−1981〜2010年−のデータ)